ポリシーを確立して働き方改革の土台を作る
上記は改革への準備のプロセスを図で示したものです。
この流れで最も重要なのが、前半の「従業員との対話」と「改革のためのポリシーの確立」です。
働き方改革は、会社と従業員双方に大きな変化を伴います。
人も組織も基本的には変わることを嫌いますので、変える前の“仕込み”が大きな意味を持ちます。
では、何を仕込むのかと言うと、改革を推進するための「大義名分」です。
「なぜ改革が必要なのか?」
「改革が実現したら会社はどのような状態になるのか?」
「改革の果実をどんな形で従業員に還元するのか?」
労使が対話を繰り返し、改革におけるポリシーを確立します。
働き方改革は長期戦です。
会社のメリットと従業員のメリットをすり合わせて改革の目的やポリシーを共有しておかないと、成果のスピードが鈍った時に中途挫折の元になります。
面倒でもこの部分を省略しないようにしましょう。
(つづく)